「美衣と別れて… 俺の目標がなくなったとき…。 そんな俺を見てたねーちゃんが、あるコンテストに応募してみないかって、薦めてくれてさ。 ぶっちゃけ受ける気なんてなかったし、興味もなかったんだ。 でも、何かしてないと美衣のことばっか考えちゃうからさ…。 それでほんと軽い気持ちで受けてみたんだよね。 そしたらさ、準グランプリ選ばれて…。 まさか自分が選ばれるなんて、夢にも思ってなかったから、信じられなかったよ」 今考えても あれは"奇跡"としか思えないくらいだよ。 .