「…少し、 酔い冷ましがてら、夜風にでもあたりにいくか?」 ―――…!!! 「えっ!?」 あたしは咄嗟に 大きな声が出てしまった。 「いや…別に嫌だったらいいんだけどさ…」 そんな…っ! 嫌なはずがないじゃんっ!! 「ううんっ!いっ、いく!!」 そんなあたしに 優はクスクスと笑うと 「じゃあ、行こっか」 と、笑顔を向けてくれた。 そしてあたしたちは ふたりでお店を出ることにした。 .