トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜


トイレから出ると―…。


キョロキョロっと、左右を見渡すあたし。


『…あれっ!?
部屋って…どこだっけ…?』


あたしは右から来たのか、それとも左から来たのかという記憶さえない…。


「どーしよ…」

どっちを見ても、同じような作りで目印もないし…。

『あたし、部屋戻れないよーぉ!』


通路でひとり、途方に暮れていると―…。





左側の廊下から

スラッと背が高くて、帽子を目元が隠れるくらいまで深く被っている男の人が、こちらへと近づいてくる―…。



『…う…うそ…』


その姿を一目見た瞬間―…
心臓が跳ね上がった。




だってその男の人は…


「優っ…!?」



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