トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜


「それにしても、優に会うのほんと久しぶりだよな〜!
卒業以来だもんなあ〜。
まさか優が、今日の飲み会に来てるとは思わなかったよ」


優の隣に座る章司が、おつまみの枝豆を頬張りながら優に話しかけている。


「ほんとだよ、びっくりしたし!
美衣なんて驚きすぎて固まっちゃってたじゃんねぇ?」

なんて、急に紗菜から話を振られるもんだから。


「…えっ…?」

あたしからは素っ頓狂な声が漏れてしまった。



すると―…

端に座っていた晃が、ビール瓶を持って立ち上がり、淳也と優の間に移動すると。

「淳也は知ってたくせに
なんで教えてくれなかったんだよ?」

と、淳也の空きかけたグラスにビールを注いでいる。




…ほんとだよ。

淳也が教えてくれていたら



あたしだって、少しは心の準備をする時間があったのにな…。



なんて、心の中で呟いていると。



「実は…俺がお願いしたんだよ」



――…え?




思わぬ優の発言に

みんなの視線は、いっせいに優に集中する。



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