「…その…まさかだよ…。 美衣…見てみ…」 そう言って、襖の方を見たまま驚いている晃。 「…え?」 バクバクと高鳴る心臓の鼓動。 あたしは心の準備ができていないまま… 恐る恐る晃の視線の先を目で追うと…。 あたしの視界には ジーンズを履いた、男の人の長い足が映る―…。 そして ゆっくりと視線を上にずらしていくと―… 「―………!!!」 あたしは息を呑み、 絶句した――… .