「よかった〜!」 なんとも言えないくらいに、優しくて、温かくて、嬉しそうな優の笑顔。 この笑顔が見れるだけで、あたしは幸せなんだ。 「じゃあ、約束な…?」 そう言って、あたしの前に差し出された小指…。 「うん、約束!」 あたしたちは、固い指切りをした。 まるで あの日と同じように――。 .