「俺が好きなのは美衣だけだよ…。」


「…優…」



真剣なその瞳は…
しっかりとあたしの目を捕らえて離さない。




「周りがなんと言おうが､俺が認めた女も美衣だけだ。
おまえの魅力は俺が一番解ってるつもりだし､おまえがいい女だってことは､俺が胸張って保証する。

だからもっと自分に自信持て。

まわりの言うことなんか､気にするな。なっ？」



「…優…」


我慢していた涙が､一気に溢れ出していく―…。



優に言われたその言葉がほんとに嬉しくて…



自分の中で､何かが変われたような気がした…。



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