「…美衣…
いちいち真に受けて､気にしたりしちゃダメだよ。
言いたいヤツには言わせておけばいいんだよ…。
あのコたちは､美衣が羨ましくて､ひがんでるだけなんだから。
だから､美衣は堂々としてればいいんだからね？」



「…うん…､ありがと」



「人の噂も７５日って言うし､今だけの辛抱だよ。」



「…うん…」



「大丈夫。
美衣のことは､あたしと愛でしっかり守ってあげるから！ねっ？」



「そうだよ！
だから美衣､元気だして？」


肩を落とし､小さく縮こまるあたしに

優しく励まし､元気づけてくれるふたり…。





「…真央…愛…
ほんと､ありがとね……」




ふたりが優しすぎて…

我慢してた涙が､今にもこぼれちゃいそうだよ…。





あたしには

あたしを支えてくれて
応援してくれている

大切な人たちがいる…。





だから

こんなことくらいで
負けてなんかいられない―…。




大丈夫―…




あたしは

どんなことでも
乗り越えてみせるよ―…。




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