大学に着き、一限の授業がある教室へと入ると―…。


広い教室は、たくさんの会話が飛び交い、賑わっていた。




―…だけど、

みんながあたしに気づくと、一瞬にして教室内は静まり返った…。



『…え…?なに…?』



みんなの視線は、あたし一点に集中している…。


中には、キツく睨み付けてくる女の子までいる…。



『…コワイんですけど…』



その鋭い視線に耐え切れず、あたしが俯くと…。



「大丈夫。席、座ろっ?」


そう言って、あたしの背中をポンッと押すと、真央は笑顔を向けてくれた。



「…うん」


あたしたち三人は、痛いほどの視線を感じながらも、後ろの方の席に着いた…。



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