「…どうして…?
どうしてこんなことしたの?
あたしたち…
友達…だよね……?」
泣きじゃくりながら話すあたしに。
紗菜は冷たい視線をあたしに浴びせると…。
「…はぁ?トモダチ?
そう思ってるのは美衣だけでしょ。
紗菜は一度たりとも、美衣を友達だなんて思ったことないけど?」
―…………!!
"友達"だと思ったことなんて…
な…い…?
「…そ…そんな…」
その言葉は…
まるで刃物のように鋭く、あたしの胸をグサッと深く突き刺した―…。
心からは真っ赤な血が吹き出したかのように
体中の血液はドクドクと激しく脈を打つ…。
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