その画面に写っていたものとは――…



優があたしを後ろから抱きしめ、あたしの頬にキスをしているプリクラ写真だった―…。



『これは…あの時の…』


優の家に泊まった帰りに、ゲーセンに立ち寄って、撮った時のものだよね…?


あたしの目元には、モザイクがかかっているけれど…。


これは紛れもなく



あたしだ――…。







でも、どうして…!?




あのプリクラだって

携帯に転送されてきたプリクラ画像だって

芽衣には、あげていないはずなのに…。




それなのに、どうして…


この画像を、芽衣が持っているの――!?





心臓の鼓動は、どんどん加速していくばかりだ…。






「…芽衣…、これ…」


あたしの思考回路は、混乱しすぎてパンク寸前だ…。



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