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夕食を終え、自分の部屋に戻り、ベットに寝転びながらテレビを見ていると…。


――トントントン

と、部屋のドアをノックされて。

「はぁ〜い」と返事をしながら、上半身だけを起こすと。



あたしの一個下の妹、芽衣(メイ)が、勢いよく部屋の中へと入ってきた。



「芽衣、どしたの?」



芽衣は、右手に携帯を握りしめながら、なんだか興奮している様子だ。




「こっ、これ!

これって…、美衣ちゃんじゃないっ!?」


そして、芽衣は握りしめていた携帯の画面を、あたしの顔の前に突き出してきた―…。



「…え…?」

あたしがどしたって??



頭の中にクエスチョンマークを浮かばせながら、芽衣に突き出された画面をじっくりと見ると…。






「―……っ…!!」




…なっ、なんでっ!?




画面を見た瞬間に
頭の中は真っ白になっていく―…。





どうしてこれを…


芽衣が持ってるの―…!?






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