あたしは第一希望だった大学に、見事合格することができて、無事に進学することが決まった。
「おめでとう!ほんとよかったな!
美衣、頑張ってたもんな!」
そう言って、自分のことのように喜んでくれてた優は、あたしの頭を優しく撫でてくれた。
ズキンッと痛む、あたしの胸…。
後悔しても時すでに遅し…。
だけれど、あたしは優と別れたことを後悔せずにはいられなかった…。
どうしてあたしは
あの時
あなたの手を離して
しまったんだろう…。
失ってみて
はじめて気づく…
あなたの存在の大きさ。
バカなあたし…。
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