「…よ、よかったあ〜…」 張り詰めていた緊張感から、一気に解放されたあたしは。 体の力が抜けて、ペタンッと、その場に座り込んでしまった…。 「美衣!?大丈夫かっ!?」 そんなあたしに驚いた優は、隣にしゃがみ込みながら、あたしの体を支えてくれている。 「…うん、大丈夫…。」 「これで、社長公認の付き合いができるわけだし、よかったな」 とても嬉しそうに、ニコッと笑う優に。 「うんっ!!」 あたしも嬉しくて、笑顔がこぼれた。 .