トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜


緊張感で、押し潰されてしまいそうな中…。


トントンと、この部屋のドアをノックされて…。






―………!!



その音に、あたしの体はビクンッと跳ね上がって。


バクバクとうるさいくらいに騒いでいる心臓も、限界に達してしまいそうだ…。




そしてドアが開くと。



そこからは

いかにも高そうなスーツを着た、40代前半位の背の高い男の人が現れた…。




あたしは慌ててソファーから立ち上がる。





「はじめまして。
この事務所の社長をしている、藤堂です。」






…この人が、社長さん…。




なんだか、迫力があって、見た目からして怖そうな人なんですけど…。



あたしの緊張は、さらに高まるばかりだ…。




「…は、はじめましてっ!

立花美衣といいます…!」


あたしは、慌てて自己紹介をした。




「まぁ、どうぞ座ってください」

と社長に言われて。




「失礼します…」

と、静かににソファーに腰をおろす―…。






この一室には
重苦しい空気が流れていて…。



生唾をゴクリと飲み込んだ…。




.