しばらくすると 長井さんが戻ってきて…。 あたしたちは 優の事務所へと向かった…。 不安と緊張で バクバクと音を立てている、心臓の鼓動―…。 だけれど 優がその暖かい手で ギュッと強く あたしの手を握りしめてくれているから―…。 あたしは優と一緒だから―…。 だから 大丈夫―…。 .