トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜



「美衣…」


その甘い声で、名前を呼ばれたら。
なんだか自分の名前さえも、愛おしく思えてきてしまって…。


その潤んだ、大きな瞳で見つめらるだけで。
とろけてしまいそうになる…。



そして、その整った綺麗な顔を近付けられれば。

頬は勝手に熱を帯びて、赤く染まっていってしまうんだ…。




そっと瞼を閉じると




唇には

甘いキス――…。






その瞬間――


まるで、魔法にでもかけられたように


会えない間に抱いた不安も…。

会えなかった寂しさも…。



泡のように消えていった――…。




.