トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜



「…美衣…

すっげぇー会いたかった…」





―…………!!




―…えっ…!?




思いもよらぬ、優からの第一声…。


そして

それと同時に
抱き寄せられたあたしは。

この予想外な展開に、パニック寸前だ…。






「なかなか会えなくて、美衣に寂しい思いばっかさせちゃってたし…。

それに今回のことも…

美衣を傷つけちゃったよな…?

ほんとにごめんな…。」




そして優は、さらにキツくあたしを抱きしめる…。



静かに首を左右に振るものの…


気を抜いてしまった瞬間に涙腺が緩み、あたしの瞳からは涙が込み上げてきてしまう…。




そして優はそっとあたしの体を離すと。



「…こんなになるまで美衣を泣かせて…

悲しませて…不安にさせて…
ほんとにごめん…。」



そう言って、すまなそうに謝ると。


あたしの腫れきってしまっている瞼を、指の腹でそっと撫でた。



「―………!」



優の綺麗な顔が近くにあって。

胸の鼓動は早くなるばかりだ…。




「…昨日も、何度も電話もらってたのに…。
連絡できなくて、本当ごめん…。

でもこのことは、どうしても直接美衣に会って、ちゃんと話したかったんだ…。

だから今から全部話すから…聞いてくれるか?」





切なそうな優の瞳…。



再びバクバクと暴れだす心臓の鼓動…。





あたしは覚悟を決めると


静かに頷いた…。






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