私は何も知らなかった。


渚達が渡部先輩達と
闘った事も...



これから渚が私から
離れて行くなんて事も...




放課後


いつものように
お迎えに来ていたのは
勇志君で



「舞華ちゃん!!」



いつものような
笑顔を私に向けてくれた。



そしていつものように
moonの溜まり場に向かい


ジュースを飲みながら
時間をつぶす。



でもいつもと


1つだけ違った。




今日は渚がいた。