篁くん。 篁くんだ。 突然立ち上がったあたしに、さっきまで彼に夢中だったクラス中の視線がささる。 となりで藤岡くんの舌打ちも聞こえた。 だけど、そんなこと気にならないくらいにあたしはテンパっていた。 意外すぎる再会に、頭がついていかない。 立ち上がったまま、黒板の前に立つ彼を呆然と見ていたら、 そんなあたしを見て、彼は笑った。