恋愛磁石




「なになに、未来の彼氏!?」



悠里の声を聞きつけて、副部長のユウ先輩まで話に入ろうとする。



「そんなのいませんっ!悠里もいい加減にしてよ」



あたしが呆れた様子で肩をすくめると、先輩2人はまたクスクスと笑った。



「さ、休憩はおしまい!練習するよっ」



マキ先輩の言葉で立ち上がった、あたしたち4人。

ユウ先輩は
「頑張ってよー。期待の新星」
と言ってあたしの肩を叩くと、マキ先輩と一緒にコートに入っていった。