それでもやっぱり、こうして顔を見ると さっきまで感じていた虚無感なんてなくなって 空っぽだった心が少しずつ温かくなっていく。 そんな自分に気付いて “やっぱり好きなんだ” と、さらに気付かされる。 こうして隣にいるだけで、 なんか安心する。 裕斗のいる右側に自然と神経が集中して… そこからちょっとずつ、あたしの中の何か、いらないものが浄化されてく感じ。