「…で、どうだったんだ健。」 少しの沈黙の後口火を切ったのは健のお父さん。 「条件を増やしてしまいましたが…。」 「でもOKもらえたのね。 健のピアス付けてるもの。」 「はい。」 「増やした条件についてはまた後で聞こう。 で、えぇと… 君名前は?」 健パパはほほ笑みを携えた顔で問うてくる。 「水無月愛莉亜です。」 「そうか、愛莉亜ちゃんか。 これから健のことよろしくな。」 「いえ、こちらこそ。」