おにぎりにサンドイッチ、美味しそうなスイーツ…


思いついた物を買って、マンションに戻ると、優季はまた眠っていた。


なぁんだ、寝ちゃったのか…


仕方がないので、キッチンへ行き、買った物を冷蔵庫にしまった。


買ってきた食料を冷蔵庫に入れたことを書いたメモをサイドボードに置いて帰ろうとすると、


『真人…』


優季の声が聞こえ、振り返る。


眠っている優季の頬を一筋の涙が伝っていった。


いくら遠距離とはいえ、婚約者がいるのに、何でそんなに悲しい涙を流すんだよ。


そんな顔されたら、放っておくことなんてできない…

できないよ…


ベッドに入り、眠っている優季をそっと抱きしめた。


優季、


俺、本気モードになりそうだ。