やっぱりかっこいいよ… オーナーは 「ありがとうございます!」 後ろ姿のオーナーに礼を言い、 急いで私服に着替え、駐車場に全力で走った。 「待ってろよ、優季…」 オーナーのベンツに乗り込み、エンジンスタートさせ、病院へと向かった。 病院までの所要時間、10分少々、 優季は大丈夫なのだろうか? 焦る気持ちを抑え、ハンドルを握る力が入る。 「優季…」 無意識に口をつく名前… フッ… マジでイカれたかも… この俺をここまでさせるとは… 優季、 大した女だよ。