翌日、店に来たやつれた様子のオーナーを捕まえ、


『お前のおかげで、洋子にこってり絞られたよ!

もう無理矢理酒を飲ませるんじゃないぞ、わかったな!!!?

でないとこっちの身が持たねぇよ…』


そう言うと、ふらふらとスタッフルームに入って行った。


お仕置きなんて言いながら、あのふたり…何やってたんだよ…。




あ、そうだ!


オーナーを追いかけ、スタッフルームへと向かう。




「あの、オーナー、

洋子さんは、今度いつ店の方にいらっしゃるかご存知ですか?」


オーナーは、面倒くさそうに、


『はぁ?そんなの洋子に聞けばいいだろ?』


なんて言いながら、名前を聞いたとたんに、そわそわし始めている。