『白川様、野島様、今日はお手数お掛け致しまして申し訳ございませんでした。 おい、良平!お前もきちんとお礼を言うんだぞ!』 オーナーに促され、良平くんは頭を下げ、もう一度私達にお礼を言った。 『全く、あれくらい飲めないなんてお前、バカじゃねぇの? 良平、お前にホストは無理だ…辞めた方がいい…いや、辞めろ!』 バシッ! バッチーン!!! 良平くんを侮辱する言葉を吐いた永瀬さんの頬に私の手が飛んだ。 あれ? 何故か私の隣にいた洋子主任は、オーナーを殴り倒していた。