何度でも Lovin' you!~season 1~




もうそんなこと、どうでもいいこと。


「離して!また私にケガを負わせる気?

それに優ちゃんなんて気安く呼ばないで!!!!」


私の語気の強さに怯んだ隙に手を振り払い、走り出そうとすると、


『野島さーん!すぐに来てください!急病人です!!!』


店の中から若いホストが飛び出して来た。








えっ!?


「急病人…って?」


『それが…新人ホストが飲み過ぎちゃって…

今、洋子さんが看ているんですけど、野島さんを呼んで来るように言われて…』

急性アルコール中毒か…


私の中のスイッチが看護師モードに切り替わった。


「わかった…」


私は猛ダッシュで再び店の中に戻って行った。