何度でも Lovin' you!~season 1~




勇輝はNo.1ホストなんだから、有名パティシエが作った豪華なケーキを用意する方が似合うのに、


私のために、一生懸命作ってくれた、その気持ちが嬉しかった。



「勇輝、素敵なケーキをありがとう、最高の誕生日だよ。」


私は笑顔で感謝の気持ちを伝えた。


『い、いやぁ…その…よ、喜んでくれて、その…良かった…』


真っ赤な顔をして、しどろもどろになっている勇輝が、何だかおかしくて、かわいくて、


「なーに、柄にもなく照れてるのよ?

ほらっ、もうお店に行く時間じゃないの?

また遅刻すると、透オーナーに怒られちゃうわよ。早く支度しなさい!」