キッチンからは、トントンと材料を切る音が聞こえたかと思うと、ジャーッと炒める音に変わった。 部屋の中は、さっきまでケーキ屋かと錯覚するくらいの甘い香りがだったのに、一瞬にして中華料理店に変わってしまった。 いい匂い… ギュルルル… どうやらお腹は正直なようだ…。 『さ、できたよ!』 早ぇ!!! まだ30分経ってねぇぞ!!! しかも、チャーハンだけじゃなくて、しっかりサラダとスープも作っているし… 手際良すぎる…。 でも、美味そう…