その通りだよ、優季。 でも、お前に会って俺は変われた。 お前を愛して、俺は生まれ変わることができたんだ。 「優季…」 『ん…?』 優季は俺を見ると、『何?』と言いたそうに首を傾げた。 「俺の話…聞いて…」 チーン! 『あ、できたできた! ケーキ出すから、ちょっとどいて。』 あぁぁぁ!!! 「俺の話を聞いてくれ。」って言おうとしたら、オーブンの『チーン!』に阻まれた。 何て間が悪いんだ…。