『やっぱり、男の人の方が腕力あるから早いわね。さて、仕上げは私がやるね。』 優季は俺から泡立て器を受け取ると、俺なんか足元にも及ばないくらいの速さで泡立て出した。 すげ… ハンドミキサーみてぇだ… 『これでよし!このくらいまで泡立てないとね。』 そう言うと、泡立て器で生地をすくうと、リボン状に落ちていく様子を見せた。