このところ忙しかったから、もう少し寝よう… そう思い、もう一度布団を掛け直したところに、 ピンポーン♪ 玄関のインターホンが鳴った。 誰? 新聞の集金は、この間来たし、 うちを訪ねて来るような人なんて誰もいないし… 出ないでいると、何度も何度も鳴らしてくる。 もぉぉぉ!!! うるさいじゃないの!!? それに、しつこい!!! 休みの時くらい、静かに寝かせてくれないかしら? ゆっくりと起き上がり、モニターを覗くと、 「何か用?」 そこには朝だというのに、爽やかな笑顔の勇輝がいた。