何でまたそんなにさらっと… 『いいんじゃねぇの?ふたりとも大人なんだし、洋子さん、表向きはオーナーに冷たいけど、かなり惚れこんでいるみたいだし… ま、優季は純粋だから、刺激が強すぎるかな…ま、そんなところも俺は好きだけどな。』 なんて言いながら、勇輝は熱い視線を送ってくる。 「ホストモードで言われても…嬉しくない…」 私の無意識の呟きに、 『じゃぁ、何だったら嬉しいんだ?』 勇輝の真剣な眼差しに堪えられず、グラスに残ったドンペリを飲み干した。