『ということで、勇輝は野島と同伴出勤ということで… 野島、アンタだって今日は勇輝に助けられたんじゃないの?たまには勇輝に付き合ってやりなよ。』 あまり、気がすすまないけれど、洋子主任の言っていることは尤もなわけで、 「わかりました。 勇輝、今日だけだからね。」 『よっしゃあ!!!』 ガッツポーズをして喜ぶ勇輝を見てドキッとした。 でも、洋子主任に悟られるような気がしたので、 「着替えてくるから待ってて!」 そう言うと、急いで救命救急センターに下りて行った。