『なっ…』 勇輝はムッとした顔をして何か言おうとすると、 シャッ! 新生児室のカーテンが開いた。 『加藤さん、赤ちゃんと対面してください。』 洋子主任に促され、ご主人は緊張した面持ちでガラス越しに我が子と対面した。 『身長50センチ、体重2915グラム。早産でしたが、標準的な赤ちゃんの体格ですよ。おめでとうございます。』 食い入るように我が子を見つめる加藤さんのご主人は、何かを決意したように私と勇輝を見ると、 『息子の名前…おふたりのお名前を頂いて、「ゆうき」に決めました。』