分娩室に入ると、洋子主任が手際よく、分娩の準備を整えてくれた。
『野島、大丈夫だよ。
田上先生がアンタのこと守ってくれてるから、自信もってやりなさい。
アンタ産婦人科に戻りたいんでしょ?助産院、開きたいんでしょ?』
そうだった。
ここで躊躇している場合じゃなかった。
真人の夢であり、私の夢、
亡くなった赤ちゃんのためにも、私はやらなければならない。
「主任…」
『思い切ってやりなさい。責任は私が取るから…』
洋子主任の言葉が、私の迷いを払ってくれた。
「はいっ!よろしくお願いします。」
見ていて
真人…


