何度でも Lovin' you!~season 1~




『わかりました、よろしくお願いします。』


ご主人は深々と頭を下げた。




やがて、陣痛の間隔が短くなってきた。


痛みをこらえる加藤さんをご主人が手を握りしめて励ましていた。


夫婦っていいな…


心からそう思った。





処置室を出ると、廊下にいる勇輝と目が合った。


「仕事行かなくて…いいの?

ここはもうやることないでしょ?」



勇輝は頷いたけど、


『行くけど、ぎりぎりまでここにいる。ここまで付き合ったから、最後までここにいたいけど、俺もNo.1の責任がある。だから、お前、頑張れよ!』