鏡に映る自分を見て、 「うーん、いいかも…」 なんて呟きながら試着室の外に出ると… 『「わっ!!!」』 試着室の外には、なぜか勇輝が… ランチ行ったんじゃなかったの? せっかく反対方向に逃げてきたのに… 勇輝は驚きのあまり固まる私をじっと見ると、 『よく似合ってる…』 そう言うと、クールな笑みを浮かべた。 この笑顔はホストモードじゃない素顔の勇輝だ… 『ねぇ勇輝ぃ、どう?似合う?』 隣の試着室からサユリと呼ばれた女の子が出てきたので、慌てて試着室に戻った。