何度でも Lovin' you!~season 1~




『の、野島…?』


先生の動揺した声が頭の上で聞こえた。


「私、忘れませんよ。先生が告白してくれたこと…本当はすごく嬉しかった」


『えっ!?』


先生は驚きの表情で私を見つめた。


「代わっても代わらなくても一緒ですから…どうして、私の話を聞かずに自己完結しちゃうんですか?」


そう言うと、私は、先生の指に私の指を深く絡めた。


『え!?代わらなくていいって…ど、どういうこと…?』


先生はいつもの冷静さはどこに行ってしまったのか、ますます動揺してしまっているし…



私は、先生の顔をまっすぐ見ると、最高の笑顔で言った。


「だって、私の好きな人は…田上先生、あなたですから…」