『ちょっと、野島も止めなさい!さ、勇輝、病室に戻りましょう』 洋子さんが優しく俺に促した。 でも、 「お、俺なんて…別に死んだって良かったんだ…こんなことなら…あのまま死んだ方がましだったよ…」 これは今だけのことじゃない、ずっとずっと思っていた言葉を俺は吐き捨てるように言った。 『…本当に…本当にそんなこと思っているの…?』 優季は悲しげな顔を俺に向けた。 「あぁ、どうせ俺なんて女歓ばせるしか能のない男だからな…生きる資格もないのさ!」 もう俺は投げやりだった。