先生に見つめられ、私の心臓はドキドキドキドキ…完全にリミッターが壊れてしまったみたいだ。
『野島、お前に好きな人がいるのを承知で言う、俺と付き合ってくれないか?』
ドックン!
心臓が大きく波打った。
えっ!?
先生が…?
私と………?
何で……………?
予想もしなかった展開に、頭の中が真っ白になった。
ふらっ…
体の平衡感覚が保てない。
そうだ、もうすぐ生理が来るんだった。
何となくお腹も痛いし…
今回は重いかも。
『野島、大丈夫か?』
先生に抱きかかえられ、もう心臓が壊れてしまうんじゃないかと思うくらいに、激しく拍動を繰り返した。


