うっ… 気持ち悪い… 夕べのケーキで胃がもたれた…。 アパートから病院までは歩いて15分。 体調も悪いし、足取りが重い… バシッ! 「痛っ!」 乱暴に背中を叩かれた。 『野島、おーはよっ!』 朝からこんなにハイテンションなのは、ただひとり… 「もぉぉぉ!!! 痛いじゃないですか!洋子先輩…ッ!」 振り返った瞬間、思わず目を疑った。 『野島、おはよう』 洋子先輩の隣には、爽やかな笑顔の田上先生がいた。