洋子先輩は空の大ジョッキを振りながら、 『大生おかわりっ!!!』 大声で叫ぶと、店員がものすごい早さで大ジョッキに注がれた生ビールを持ってきた。 行きつけの店だけに、店員もすっかり心得ているみたいだ…。 洋子先輩は、大ジョッキを片手に、 『野島、アンタ堅い、堅すぎるって! 相変わらずの優等生発言だし…たまには私の実力よ〜!なんて傲慢かましてごらんよ!』 へ!? 傲慢かますって…? 『おい、白川! 野島を悪の道に誘い込むんじゃないぞ!』 田上先生が洋子先輩をたしなめる。