『野島、お疲れ!よく頑張ったな!!!』 先生が労うように、私の頭をポンポンと叩いた。 あまりに突然で、心拍数が一気に上昇した。 「先生もお疲れ様でした。いい経験させてくださってありがとうございました」 動揺を必死に隠しながら、私は心から先生に感謝の気持ちを伝えた。 先生は首を振って、 『礼なんて言わなくても…実は俺も…その…双子は初めてだったんだ…』 えっ!? 「ほ、本当ですか!!!?」 嘘… 全然そんな風には見えなかったよ。