─ side.勇輝 再び優季の部屋に戻った俺達だったが、 『あー!!!夕飯の後片付けが途中だったんだ。 ごめん!先にやってもいい?』 ちょっと首を傾げて、俺の様子を窺う優季。 そんな仕草をされたらドキドキして、 「あぁ…」 そう答えるしかないだろうが。 優季は、俺を部屋の中に通すと、リビングにあるテレビを点けた。 『座って!』 優季に促されてソファーに座ると、 『本当にごめん!すぐに片付けるから…』 テーブルにお茶を置くと、急ぎ足でキッチンに戻って行った。