えっ!?
えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?
「ほ、本当に美味しいの?
何か無理してない?」
『うんっ!美味いよ、美味い!!!
この煮物も、酢の物も、白和えも、ひじきも…
嫌がらせみたいな和食のオンパレードでどうしてくれようかと思ったけど、食わず嫌いで今まで食べなかったなんて…
あぁぁぁ!本当にもったいないことした!!!
あ、ご飯おかわりしていい?』
勇輝は、私の返事なんて聞かないうちに立ち上がると、炊飯ジャーを開けて勝手にご飯をよそった。
確かに、嫌がらせのつもりでこの料理は作ったんだけど、
何だかあいつの食わず嫌いを治しちゃったみたいで、内心複雑だったりして…


