「ほらっ!ボーッと突っ立ってないで、ご飯よそって!」 勇輝にしゃもじを渡すと、 『ったく…人使い荒いよな…』 ぶつぶつ文句を言いながら、炊飯ジャーの蓋を開けた勇輝は、 『おっ、炊き込みご飯!美味そう…』 現金なもんだ… 炊き込みご飯を見た途端、すっかりご機嫌になっちゃったし…。 でもね、今日の料理… あなたは食べることができるかしら…? 「さぁ、遠慮しないでたくさん食べてね!」 テーブルに並べられた料理を勇輝は見ると、嫌そうな顔に変わり、 『うへぇ、くどいくらいに定番の和食…』