部屋の前で待っていた勇輝に、
「ごめんなさい、私…『じゃ、これよろしく!』
私の言葉を遮り、自分で買った豆腐となめこが入ったレジ袋を渡すと、
『これで味噌汁作ってくれたら引き換えということで…』
勇輝はニヤッと笑うと、出来上がったら呼んでね!と言い残し、私のレジ袋を持って自分の部屋に入ってしまった。
いつもながら、あいつのペースにハマる私…
学習能力ないな…。
仕方がない、
部屋に戻って夕飯の支度を始めることにした。
まさか味噌汁だけというわけにはいかないよね。
荷物持たせちゃったし…
お礼も兼ねて何か作らないと…
でも、
ただ作るのも癪だし…
うぅぅぅぅぅぅ…
そうだ!!!
ふっふっふっ…
見てらっしゃい!
バカホスト!!!


