「真人、ごめん! 浮気じゃないからね、キスは無理矢理なんだよ! 愛しているのは真人…あなただけ…」 そう言ってもあなたは笑っているだけ… 写真のあなたに必死になって訴えかける私は滑稽に見えるよね。 「真人…何で死んじゃったの?ひとりにしないでよ…」 涙が頬を伝った。 布団を被り、声を殺して泣いた。 この3年間、何度も繰り返した行為。 卒業しなきゃと思いながらできなくて… 「これじゃ私、悲劇のヒロインみたい…」